プロフィール
1980年 現代いけばな美術館’80/松屋・銀座
以降毎年個展開催
1995年 Today’s JAPAN/カナダ・トロント
1999年 山﨑広太ダンス・舞台美術/シアターコクーン
2003年 Perfection/Impermanence/アメリカ・ニューヨーク
2006年 大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ/新潟
2009年 東と西のカタチ/ドイツ・ミュンヘン
2011年 華思行・帰園田居/宮城・風の沢ミュージアム
2012年 松田隆作・吉川正道二人展/瀬戸新世紀美術館
2021年 華思行Ⅱ/宮城・風の沢ミュージアム
Studio Matsuda 93 主催
URL http://ryusakumatsuda.com/index.html
instagram https://www.instagram.com/ryusaku_matsuda/
第3回
「空気のカタチ改め命のカタチ もうすぐ終わり?」
孟宗竹(枝・根) 石
現在、宮城県の里山で10月までの個展を開催中。冬期、半年間の現地制作をやっと終えて5/1にオープン。まだ生きていると思った程、過酷な作業でした。私は心身共に虚脱状態。会場の私の展示スペースの写真を見て、ここなら欠席しても良いかなと思いました。が、存在感の必要の無い作品!疲れた頭が高速回転して、それ面白いかも。今の状態だったらやれるかもと思ってしまいました。空気のカタチシリーズは何度もやっている間に不満が溜まっていました。前述の個展ではあえて命のカタチとして展示しています。過去の大半はもう彼岸に行ってしまって、地上の重い空気じゃなくて彼岸の空気・風・表現者の孤独をカタチにしてみたいと思い、唯そこに在るという今回の作品となりました。(やっと私の空気のカタチが完成した気がしました)人の考え方はそれこそ人それぞれです。私の作品を人がどう思おうと今や私は動じません。作品は展示し他者が対峙してくれてこそ、作品そのものになると私は思っております。そういう意味で私には参加した意味がありました。たったお一人の方が「何か地上じゃなくて宇宙のような空気感と風を感じる」と仰って下さいました。私にはもうそれで充分でした。
撮影 岡本譲治
第1回
「万物は全て流転する」
金明孟宗竹(幹・根) 過去に切った竹のおがくずを固めた球体 墨
撮影 中島清一